ガラス工房 こつこつ日記

ドイツの片田舎から長野県の隅っこへお引越し。凱旋となるか、落ち武者となるかは、自分次第。ガラス加工とちょっぴり彫金。こんなのを作りました!と市中の人々に知ってほしくて、思わずパソコンに向かいました。

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西遊記の桃

蟠桃
 先日、果樹園をやっている友人に、桃をいくつかいただきました。そのうちの中に、へちゃむくれの、『え!?奇形?!』みたいな桃があって、びっくりしていると、これは、『蟠桃(ばんとう)といって、孫悟空が、守っていた桃なんだよー』と言っていました。
なんと興味深い!彼女たちも、いただきものだったのですが、こちらにまで回してくれました。
その友人の旦那さんが、蟠桃についての説明をメールで送ってくれました。

*さっきの桃について
西遊記にも登場したこの蟠桃・・・ 仙術も会得した孫悟空は、天界の一員となりやがて、果樹園の管理人に任じられたそうです。 その果樹園には桃の木が3600本植えられており、 手前の1200本は3000年に一度実をつけ、それを食べると仙人になれ、 真ん中の1200本は6000年に一度実をつけ、それを食べると不老不死になり、 一番奥の1200本は9000年に一度実をつけ、 それを食べると天地があらんかぎり生き長らえる・・・。とされていたようです。 孫悟空と猪八戒が、この9000年に一度実をつけるという大切な桃を勝手に食べてしまい、八卦炉に封じられ、焼き殺されそうになりますが耐え抜き、体が鍛えられたが煙に弱くなった・・・ということです。 この後三蔵法師のお供をして天竺に行ったのです。

 いやー。珍しいものをいただいたものです。なんだか『幻の桃』とも言われているらしく、ネットで調べると、果肉はもっちりとしてジューシー。香りも甘みもよい。と書いてありました。実際に頂いてみると、確かにもっちりジューシー。でした。でも、今年の桃は皆甘いので、『あかつきのほうが甘い…。』と思いました。
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輪島塗

お椀
 それはずいぶん前のこと。東京の道具街河童橋で、2客の大きな揃いの汁椀と、大小の朱塗りのお椀を買いました。ドイツにももっていったり、日々の食事をちょっとよそ行きにしたいときににそれに盛り付けたり。と重宝して使っておりましたが、『朱塗りを、せっかくだから輪島塗に塗りなおしたい。』と、夫が言い出して、知らないもののなせる業で、それを輪島でも老舗の『大徹』というところにおくりました。なおすって新しく作るよりも大変なことは重々承知なのですが、お願いした次第です。
 そして、送られた修理品を、全部はがして、もう一度塗ってくださったのです。その新しい美しさに感動したのもつかの間、大きいほうのお椀が、ひと月ほどでヒビが入ってしまったのです。『ええ?!修理に結構(値段)かかったのに、これはないでしょ?!』と、手紙をつけて送り返したところ、すぐに『原因を突き止めます。』と返事を下さいました。それから二ケ月ほどして、きれいに塗りなおされたお椀と手紙が来ました。
 このお椀の素地がそもそも氏素性がわからないものであるということ。れっきとしたお椀には、塗りをはがしても、素地に、素材と作った人の銘が入っているらしい。
 ちゃんとしたお椀に使われる素材ではなかったこと(なんといっても河童橋でセールだったし…。)。けれども、もう一度目張りをして輪島塗の工程で塗りなおしたことが丁寧に書かれておりました。
 私たちは、恥ずかしさと丁寧さに痛み入り、次にお椀を買うときは、必ず大徹さんから買おう。と夫は固く決意いたしておりました。
 とは言っても輪島塗。結構お高いのです…。
 
 それでも今年の夏こそは!と夫は財布を握りしめて、汁椀を買いに行きました。お椀の前で悩むこと40分。
大徹のおすすめ。コレの黒を買いました。
 なぜおすすめかというと、この椀の素地を作る人が、名人といわれる人で、でももう高齢なので、新しくは作らない。ということ。そして輪島の小学生のお椀なのだそうです。輪島の小学校に入学すると『マイ椀』があたり、給食の時に使い、卒業する時にもらえるそうです。輪島塗の町で、親も輪島塗に携わる仕事についていながら、(高級すぎて)あまりにも地元の人が輪島塗から遠のいていたのを嘆いた地元の人たちが、子供たちに、もっと日常につかってほしいという願いを込めて、使ってもらうことにしたのだそうです。やはり物議をかもしましたが、子供たちはそれなりに大事に使っているそうです。 その話を聞いて、旦那が『なんて粋な!』と感極まり、こちらのほうに大きく心が偏ったのです。
 男の人ってロマンチストやよねー。と言いながらも、私もそろいの朱塗りのほうを買ってもらいました。

海、その2

2012盆1
 常々思ってはいましたが、夫がしみじみ言ったので、改めて。
太平洋は茫洋としているけれど、日本海って表情があるなー。ということ。天気も波もめまぐるしく変わり、人はその隙を見て、海からの恵みを享受する。
我が家の息子さんと旦那さん、享受中の写真です。夕暮れ時の、柔らかい日差しの中、ちゃぷんと波につかったり、砂で遊んだり。これをおしまいにしたすぐそのあとに、激しい雷雨。『日本海は全く油断できない!』
そろそろ八月も終わるので、夏の思い出をたくさん作っています。
9月には、展示会が入っているので、また忙しくなりそうです。

海へ

2012ささなみ
 お盆休みを満喫いたしました。お墓参りに始まり、旧友と会い、海へ。川へ。
写真は能登の、とある海岸。
親戚が近くにいて、もうずいぶん昔から通っていたのです。25年前は、とてもきれいな岩場の海で、岩モズクや、イギス(海藻)、シタダミ(巻貝)サザエが採れ、色とりどりの魚が群れ、毎年夏はこの海に来るのが楽しみで、遊びに来ていました。最後に来たのは4年前。やはりだんだん変わっていくのですね。海も人も。
 いろいろなことがありますもの。近くに原子力発電所ができたり、岩モズクの知名度が上がったので、みんながっちり取り出して・・。そうするとだんだん海が痩せていくのでしょう。貝なども少なくなりました。私たちは、数年に一度しか来ていないのですが、毎日海を見ている人の悲しみはひとしおでしょう。人も年をとったり死んだり産まれたり・・・。

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